著 者: こころ塾塾長 久保道弘
★ノート
教科専用のノートを持っている子どもたちと、ファイルでまとめている子どもたちと、大きく2種類に分類できますね。
とにかくキャラクターものが好き。
おもて表紙、うら表紙にキャラクターマンガが載っているだけなら、まだしも。
ノートの書くページにもマンガがついている。
鉛筆やペンで書いても、マンガがじゃまになってしまう。
書いたものの中身を見てみると・・・
これがまたすごい!!!!!
でも、書くだけいいよね。
中学生にもなると、授業があってもなんにも書いていない。
「なんでノートに書いていないの?」とたずねてみると、
「だって、先生が教科書を説明するだけだから、書く事ないモン。」
「演習問題を全然しないよ。」
「書き方がわからないよ。」
「ノートって使わないモン。書いてもムダ。」
こんなところでしょうかね。
けっこうすらすら解いてしまう子どもでも、ノートの書き方はちょっと・・・
学習7つ道具(その1)で書いたけど、ノートはきれいに書くことだけが命!と思っている子ども多い。
ちょっと間違えると、ぜ〜んぶ消して、もう一度書き直す。
せっかく検算したのに、答えが出てしまうと、ぜんぶ消してしまう。
ノートは芸術品じゃないよね。
たくさん書いていくと、今度はどこを見たらいいのかわからなくなってしまう。
大切なところはいったいどこなんだろう・・・
ところで、あなたは、ノート派かファイル派か?
ファイルは自分で書いたり、参考書などをコピーしたものをどんどんファイルできる。
いらないところをすぐに削除できたり、追加することができるので、「一発勝負」をしなくてすむ。
ノートはノートで良いところもある。
いったん書いたら紙1枚どこかになくなったりしない。
必要な情報は書いたり、貼り付ければより親近感のあるノートになる。
いらなくなった部分は、破ってもいいわけだ。
僕はページ数の少ないノートをたくさん使ったら、必要なノートだけを1冊にまとめて本を作って楽しんでいた。
ノートとノートは両面テープで接着すれば、立派なノートのできあがり。
大事なところや間違った問題などだけを集めたマイブックも簡単に作れるよ。
まぁ、ファイルだっておんなじだけどね。
ファイルは、専用ファイルにどんどん綴じていくけど、ある程度のまとまりになると、テーマごとに本ができるよ、
背表紙になるところをクリップか何かでまとめ、木工用の接着ボンドで隙間がでないように塗っていく。
全面に塗ったら紙だけのファイルを横にして、電話帳のような重たい物で押さえながら接着面を固定していく。
その間、ちょっとしたやり方はあるけど、きれいな本のできあがり。
だから、ぼくはどっちを使っても、要は内容、書き方、何に使うかで決まってしまうと思う。
きれいなノートにする必要はないと思う。
自分が書いたことがわかるのは当たり前。記録する意味ないからね。
ぼくが子どもたちに言っていること。
それは、ぼくの言葉で「間違いノート」だけは1冊つくる、ということ。
問題を解いて間違った問題は、専用のノートにしまっておくということ。
書き直してもいいし、コピーを貼り付けてもかまわない。
もう一度問題を解きながら、どこを間違えたか?知らなかったから勘違いか・・・など考えながらノートには理由も書いておくとあとあと助かる。
試験を受けることどもたち。
「あ〜、やっぱりみっくんちのおじちゃんの言うことを聞いていれば良かった・・・」
もう遅いよ。
明日試験じゃないか。
ちなみに”みっくんちのおじちゃん”というのはわたしのことなのです。
試験の前の日にすること。
これを決めるために今まで勉強しているんだよ。
最後の最後まで、自分が信頼できる情報を作るために今までやってきたんじゃないの?
あれもこれもできないんだから・・・でも気付いた時にはもう遅い!!
そうならないように、いつもぼくが見守ってあげてるんですけど・・・
--------------------------------------------------
標高日本一のこころ塾サイト
http://kokoro-juku.com/
そろばんと教育について考えるブログ
http://kiyosato.cocolog-nifty.com/blog/
学習のヒントがぎっしり詰まったブログです。
--------------------------------------------------
アーティクルリソース:http://www.viralarticle.com/