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あなたも好きな学習7つ道具-4

著 者: こころ塾塾長 久保道弘

★答案用紙

えっ!答案用紙が7つ道具?・・・だって、自分の実力そのものなんだから、それもありでしょ?

いまは受験シーズン。
子どもたちの答案用紙がどうしても気になってしまう。

「きのうテスト結果がでたんでしょ? 見せてよ。」
「えっ?何で知ってるの?もう捨てちゃったよ。」
なんて、よくある話。
点数が良ければ、記念にとっておくくらいで、悪いものならくしゃくしゃになたままカバンの底に隠れてしまう。そのままどこにいってしまったのかわからなくなる。

冗談みたいだけど、笑っていられない。

見たくないのはわかるけど、でもねぇ〜、同じ問題が出されたらまた間違っちゃうよ。

きちんと整理して保管して、とは言わないが、あえて、我慢してもう一度見直してみよう、と子どもたちと一緒に解くのである。

あ〜やっぱり。

普段の勉強で間違っている問題と似た問題を間違っている。
試験でもやっぱり解けないんだよね。
そう思いながら、子どもたちの答案用紙を見る。
最近は、答えしか先生は見ないらしい。解答欄に答えを書くだけで、式の途中経過は見ない。そんなにたくさんの生徒数じゃないのだから、式のプロセスも見てほしいなぁ。減点でも良いから、答えだけで判断してほしくない時もある。

子どもたちが勘違いしているのか、わからないのか、当てずっぽうなのか・・・先生はなんにも知らないのである。きっと知ろうとも思っていないようだ。

残念だ。○か×かだけしか評価してもらえないんだよね、君たちは。

なんて思いながら、もう一度子どもたちの答案を見る。

うーん、
君たちも君たちだぞ!

答案用紙といっしょに計算するための用紙(計算用紙)がある。
これに式を書き、それを解き答えを求めていくのだが、その計算用紙になにが書いてあるのかわからない・・・これが多い。
これじゃぁ見直しができない。いろんな計算式が入り乱れていては、どの問題の式なのかわからないのだ。

やっぱり答案用紙に式と答えがワンセットになっている方が、お互いに良いと思うのだが。どうなのだろう。

普段からノートに書く習慣があるのとないのでは、ここで大きな違いが出てくるのである。
間違ったと思いきや、あっという間に消しゴムで消す。試験のときの問題を解いている姿を想像するに難くない。
自分が間違ったと思ったら、そこで見直せるだけの書き方、内容でなければ・・・・当たり前だよね。でもなかなかできない。

終わった答案用紙、問題用紙は、ちゃんとファイルしている?

やっぱりここで「間違いノート」が登場する。
間違った問題をこのノートに貼り付けても良し、書いてもよし。
ちゃんとマイノート、マイ辞書として記録しておくのである。これだけで記憶の中に入り込んでくる子どももいる。

だって、学校授業でいろんな種類のプリントを先生からもらう。
カバンの中、ノートの間に挟んでいる、ゴミ箱・・そんな子はたいてい、学校給食メニュープリントなどと一緒にノートに挟んでいるケースが多いのだ。

これだって、ちゃんと整理できていない子は、やはりプリントに関する範囲を理解していないことが多い。
「ファイルに整理しなさい」と説教し、守りだした子はそれなりに成績も上がってくるんだよ。ぼくがビックリ。だって、したことって言えば、ファイルの整理と整頓くらいなのだから。

書類の整理はあたまの整理。

これを実感する今日このごろかな?


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